屋外排水管、排水マス掘削交換工事

札幌市西区のお客様から

「外のマンホールの横に穴があいている」という依頼でした。

マンホールとは人が出入りするための人通口のことを指しますから、今回の場合正確には「排水マス」「排水桝」という呼び方が正しいです。

屋外の排水管または排水枡の横に穴があくという現象ですが「ネズミが穴を開けた」「ネズミが掘った」という方がいらっしゃいます。ネズミが穴を掘ったのではなく、地中で排水管が漏れているのが原因です。

地中で排水管が漏れる原因ですが、

  1. 経年劣化、老朽化により排水マスや排水管が下がる。
  2. 経年劣化、老朽化により排水枡、排水管が割れる、折れる
  3. 1と2の両方

というのが良くあります。コンクリート製の排水桝の場合は排水管の塩ビ管との接続面は、モルタル仕上げで隙間を埋めた状態です。モルタルやコンクリートも年数が経過するとひびが割れます。ひび割れしたところから流した排水が地中に浸透していきます。地中に排水が浸透するときに、周辺の砂や土と流れていきます。徐々に水漏れしている個所の廻りの土等が無くなり、下に空洞ができて、あるひ「ガボッ」と穴があいたりします。穴があいたからとご自分で「砂利や土」を入れる方が良くいますが、排水管の中に土などが入る原因になりますので、土等は入れないほうが良いと思います。

北海道のゴルフ場で地下水が原因で地下に穴があいて、そこに落ちたゴルファーが無くなった事故と原因としては同じだと思います。一般の家では水の流れる流量が少ないのでそこまで大きく深い穴にはならないと思いますが、穴で転んだりするくらいの穴は出来てしまいます。

外の地面に穴築年数40年近い家の排水廻りの写真です。この写真では、基礎部分と舗装の境目にモルタルが塗られています。隙間が空いたのでご自分でモルタルを塗りつけたそうです。家自体は基礎があるので沈下するということは稀だと思いますが、屋外側はこのように全体的に沈下している家も珍しくありません。

沈下した地盤と排水の上の穴拡大すると舗装が10cmほど沈下した場所にところどころ穴があいています。家の周りが下がったのと一緒に排水管が下がり、排水管が水漏れするようになったので、アスファルトの下に空洞ができてしまい、凹っと穴があいてしまいました。ここまで排水管が下がると、排水管の勾配も悪くなっているために、排水の水の流れが悪くなったりします。この家も排水管が詰まっていました。

屋外排水管、排水マス掘削交換工事全体的に屋外の排水管の勾配が悪いので今回は全体的に交換する工事をしました。

排水管と排水枡をすべて掘削して、交換です。

現在は塩ビ製の排水枡を使用するのが一般的です。コンクリート枡を使用している場合は、排水の水漏れもしやすいので、定期的な点検や補修工事が必要になると思います。

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