札幌市手稲区のお客様からのお電話です。
「トイレの中で水がポタポタ落ちる音がする。水道が水漏れしている気がするので一度確認してほしい。札幌市水道局の指定業者ですか?」というご依頼でした。
札幌市水道局の指定業者ですので、水漏れしている場合の修繕工事の対応もさせていただいています。
現場を確認しましたが、INAX リクシルのトイレ「DT-V150UN」「GBC-Z10HU-NC」というトイレタンク 便器が設置してありました。
現場を確認しに行ったときは、お客様が気になっているトイレタンクの中で「ポタポタ水漏れ」の音がするという症状はありませんでした。Ⅲ型の水抜き栓から「すーーーー」という音が聞こえています。
トイレタンクの内部金具を確認すると、かなりトイレタンク内部の部品が痛んでいるのが確認できまます。経年劣化によるものです。
私「水抜き栓から地下部分で水漏れしています。トイレタンクの内部金具も交換が必用です」と伝えて、修理することになりました。トイレの部品の耐用年数は10年前後になりますので、その程度使用している場合は交換したほうが良いです。
まずはトイレタンクの底に設置している「フラッパー弁」の交換です。トイレレバーから鎖でつながっている下の方の弁になります。機種によっては、「フロートバルブ」「排水弁部」等の言い方がありますが基本的な構造はどれも同じです。
フラッパー弁の、新しいものと古いものを並べてみました。指先についている「黒いかす」はゴム部分が劣化して「ボロボロ」になったゴミです。これが原因でトイレタンクの底から小量の水道水が水漏れするのが原因で「ポタポタ水漏れ音」がしていたのです。
次にトイレタンク内部金具の「ボールタップ」の交換ですボールタップという「浮き」が付いた部品ですが、写真でみると色が違うのがわかると思います。「茶色く変色」しています。これは水道管の錆が常に出ているのが原因になります。「水道管の錆」がボールタップの中にたまると「ダイヤフラム」「パッキン」とうに影響して水道水が水漏れする原因になります。
ということでボールタップの交換も行いました。
DT-V150UNのボールタップとフラッパー弁の部品の品番はこの写真のモノになります。
水道管の赤錆を直さないと、せっかくボールタップを交換してもまた壊れてしまいますので、水道管の錆の原因も直します。この水道管の「グレー」の部分が白ガス管用の異形ソケットになります。TOTOのストレーナー付きアングル止水栓が設置してありますので、イナックスのトイレに交換した業者が水道管を古いままで交換したのが原因でしょう。ホームセンターやチラシの業者でトイレの交換をすると、必要最低限の工事をしますので、こういう手抜き工事になることが多いです。「安かろう悪かろう」という典型的な工事です。
この異形ソケットの中が錆びています。トイレを交換するときに一緒に交換すれば楽なんですけどね。
白ガス管用の鉄の部品か、砲金の継ぎ手に交換しました。下から立ち上がっている水道管は「ポリ管」なので水道の錆が出る心配はありません。
「すーーーー」という水道の水漏れの原因のⅢ型水抜き栓のパッキンも「ぼろぼろ」になっているので全部交換しておきました。トイレ水抜き栓からの水漏れはこれで直りました。まだ水漏れする場合は、トイレ水抜き栓を掘り返して交換する必要があります。
水道が水漏れしていましたので、水道代が高くなります。水道代が高くならないように札幌市水道局の指定業者は、「修繕工事の届け出し」を札幌市水道局に提出して作業は完了になります。修繕工事の届け出しは無料でだしています。他の工事業者では「有料」というのも聞いたことがあります。
「作業料金¥980~」「業界最安」などとインターネットで謳っている業者は、
作業後に高額な金額を請求されたというトラブルに巻き込まれることが多いようです。
作業料金¥980~などのネット広告は高校生のアルバイトを使っても金額的に作業が無理なのは、常識的に考えてわかるような金額ですから、冷静に考えてから依頼しましょう。
「蛇口が水漏れしている。値段教えてください」
「トイレの水漏れです。値段教えてください。」
「水道局に水漏れを指摘された」
よく電話で料金の問い合わせ等ありますが、基本的には現場を見ないとわかりません。
お客様が安心してお電話できるように、「見積もり無料」「出張費無料」で対応しています。
安心してお問い合わせください。