札幌市北区の大家さんからのご依頼です。「水道が水漏れしている。札幌市水道局で確認に来たけどどこで水道が水漏れているかわからないと帰ってしまった。水道の水漏れを調べてほしい」というご依頼です。
水漏れしている現場を確認したところ、かなりの勢いで水道メーターのパイロットが回っています。電気温水器付近から水の流れる音がしますので、電気温水器からの水漏れのようです。電気温水器は深夜電力でお湯を沸かしていますので、水道直圧だとすぐにお湯がなくなりますので、水道の圧を減圧して使うことになっています。高圧力型でも1.7k程度の減圧弁が内蔵されています。よくある温水器の水漏れですが、減圧弁、または安全弁の故障で水がドレン(排水)に流れっぱなしになります。定格以上の水圧が温水器に負荷としてかかった場合に「安全弁、逃し弁」と呼ばれる弁から水をドレンに排水して圧力を下げる作用が働きます。
また温水器とは別に水栓金具が故障していることが原因で水漏れすることがあります。「水栓金具、蛇口が原因で温水器から水漏れする」と説明するとたいていのお客様は理解できないと思います。
「なぜ水栓金具が故障して安全弁から水が漏れるのか?」原因は水圧にあります。一般的な話ですが、同じ減圧弁を通した給水管と給湯管があった場合、同じ混合栓、例えばシャわー混合栓に接続したとします。同じ減圧弁を通していますから、本来は同じ水圧になると思いますが、お湯側の管は「温水器、ガス給湯器、石油給湯器等」の器具の中を通ってきます。すると水側よりも熱交換器の影響で水にかかる抵抗が大きくなりますから、末端では同じ混合栓に接続しても圧力がお湯側が低い現象になります。
圧力が違うので、水栓金具の中を通って水がお湯側の管に入ろうとします。するとお湯側の圧力が上がりますので安全弁からオーバーフローするという現象が起こります。
一般的な混合水栓は水側お湯側ともに、「逆止弁」がついていますから新しいうちは特に問題ありません。ですが古くなって逆止弁が壊れるとこのようなことになります。また北海道は寒冷地ですから、キッチンや洗面の水栓金具には逆止弁がないものが多いです。
壁付けと呼ばれるものはたいてい寒冷地用でも逆止弁がありますが、ホームセンターなどで購入した安い商品には「逆止弁」のないものもあります。すると「今まで何でもなかったのに急に安全弁から水が漏れだす」ということもあります。
基本的には安い商品は「何かを削っている」と思います。安いものと高いものは商品が違うということをご理解ください。
これがタカラスタンダードの減圧弁です。
これがタカラスタンダードの安全弁です。
この2個を交換して水漏れは止まりましたが、念のために浴室に設置しているKVKのKF800WTのお湯側の逆止弁も交換しています。
これでまたしばらくは安心して使用できると思います。
よく電話で料金の問い合わせがありますが、基本的には現場を見ないとわかりません。
お客様が安心してお電話できるように、「見積もり無料」「出張費無料」で対応しています。
安心してお問い合わせください。
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(有)アール 0120478919 札幌市 石狩市 江別市 指定給水装置工事店
弊社で工事した場合は、水道局への「漏水の申請」「修繕工事の届出し」等は無料で行っています。