札幌市西区の高齢者施設からのお電話です。「札幌市水道局から水道の水漏れを指摘された。どこが漏れているかわからないから業者を呼んで早く直してください」と言われたそうです。いろいろな場所の水道を点検、確認、水道の漏水調査をしたところ、「受水槽から水がオーバーフロー」していました。オーバーフローとは、「止まらないといけない水位で水が止まらないのであふれ出る(水道が漏れ出る)状態」です。
トイレの水道水漏れ等で「便器に水がチョロチョロ流れ出る」状態もオーバーフローした状態になります。トイレの場合はオーバーフローしているときは「ボールタップ」というトイレタンクの内部金具の交換で修理ができます。
受水槽にもボールタップという部品が設置してあります。ですが、受水槽のボールタップは副弁というものになりますのでこれだけ交換しても水道の水漏れ(オーバーフロー)が直らない場合が多いです。
副弁と書きましたが、主弁があるのです。これがFMバルブ(定水位弁)と呼ばれるものになります。受水槽に設置してあるボールタップ(副弁)はFMバルブの開閉をするためのものです。FMバルブ(定水位弁)からボールタップに接続した水道管と、受水槽に水を供給するための水道管と2本の水道管が出ています。
受水槽を設置した建物の中で水道を使用して、受水槽の水位が下がるとボールタップの浮きが下がります。浮きが下がるとFMバルブ(定水位弁)のほうの弁が開いて受水槽に水道を供給します。受水槽の水が一定量たまると浮きが上がってFMバルブ(定水位弁)の弁が閉じる仕組みです。FMバルブ(定水位弁)は水圧に作用して開閉するバルブということになります。経年劣化による作動不良が考えられますので、この場合はFMバルブ(定水位弁)ボールタップ(副弁)を同時に交換するほうが良いです。
今回もFMバルブ(定水位弁)ボールタップ同時に交換しました。ボールタップ側に水道管から出た赤錆がびっちりと詰まっています。これが原因で水圧がFMバルブに正常に伝わらなかったのかもしれません。25年以上経過している器具ですから、細かな原因は今回は調べませんでした。
新しいFMバルブ(定水位弁)ボールタップ(副弁)を取り付けて作業は終了しました。水道代金の減額のために札幌市水道局にも「修繕工事施工届」を無料で提出してすべての作業は終了になります。
よく電話で料金の問い合わせがありますが、基本的には現場を見ないとわかりません。
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