北海道札幌市での水道管からの水漏れです。今回は水道管にピンホールが開いてしまった現場の動画のみになります。
普段当たり前に使用している水道管、上水道は一生使用できるようなものではありません。水道管にも寿命、交換時期があります。
北海道でよく使用する上水道の配管の寿命は
- 鉄管、白ガス管と呼ばれる炭素鋼鋼管ＳＧＰ 15~20年
- 銅管 ＣＵ 20~25年
- ステンレス鋼管 ＳＵＳ 25~30年
- ライニング鋼管 20~30年
- 架橋ポリ管 30年
1の水道管に鉄管を使用している場合は、「水道に赤錆が出る」「水道水が濁る」「水道管の外側にサビが出ている」等々見た目で水道管の交換時期がわかる場合が多いです。20年経過している場合は素直に交換しましょう。
2の銅管ですが最初のころは「一生持ちますよ」などと言っていた職人さんも良くいましたが、それなりの年数が経過するとピンホール等がで水漏れすることが良くあります。また水道管内部が腐食して水道に緑青（青錆）が出てくる家もあります。銅管も古くなったら交換したほうが良いですね。
3のステンレス鋼管は水道管に穴が開く「ピンホール」は見たことありませんが、圧着している継ぎ手からの水漏れは見たことがあります。ステンレス管の場合圧着するための、専用の機械等が必要になりますので施工した業者に頼むのが間違いないです。
4ライニング鋼管は鉄管、水道管の内側を樹脂でコーティング（ライニング）しています。外側は鉄管ですがライニングがありますので内側が錆びることはほとんどありません。ですが、継ぎ手と配管、鉄管の「ねじこみ」部分のコアがキチンと入っていない等々が原因で継ぎ手がダメになったりすることがあります。
5現在主流の架橋ポリエチレン管は対応年数が30年といわれています。実際に水漏れしているのは、何度か見たことがありますがほとんどは「無理に曲げた施工」が原因だと思います。本来はエルボ等を使用するべきところを強引に曲げたせいで弱くなった場所からの水漏れでした。
どんな配管を使用していても交換時期はいずれ来ますので、持ち家、分譲マンションの方専有部分の水道管の交換というのもいずれ必要になると考えたほうが良いでしょう。
交換時期を経過した配管、水道管、上水道を使用していると、動画の様に「壁の中で水漏れして下の階が水浸し」「天井から滝のように水が漏れてくる」など大変な工事になる場合があります。早めに交換するのがお勧めです。
いかがでしたか？水道管が壁の中で水漏れすることもあります。その場合は壁の補修等も必要になります。30年以上使用している水道管は交換時期かと思います。
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