水道メーターのパイロット

水道管が水漏れしている場合の水漏れ場所を探す方法(寒冷地の水抜き栓が設置してある地域)です。一般の方には必要ありませんが、ちょっとコラム的に書いておきます。一般の方に必要ないというのは、水道管からの漏水箇所を見つけても自分で直すことは難しいと思いますので、最初から水道工事の業者に依頼するほうが早いです。

今回の水漏れの特定方法は、「水道が漏水している」「水道料金が高くなった」「水道局から水漏れを指摘された」のですが、「特に家の中で水道が水漏れしている場所が見当たらない」という時の水道の水漏れ場所の特定方法です。

水道メーターのパイロット水道メーターには「パイロット」と呼ばれる部分があり、それが回ると水道メーターが加算されていきます。家の中で水を水道を使用していない時に「パイロット」が回っているときには、水道メーターの二次側で水道水が出ています。ということは「どこかで水道水が水漏れしている」ということになります。

 

 

動画のように「こんな感じ」に回るときもあれば、もっとゆっくり回っているときもあります。回り方が「ゆっくり」「じわじわ」だと目を凝らして確認しないと難しいです。

水漏れの場所を確認する方法ですが

  1. 水漏れの音を確認する
  2. 水道水が宅内で出ていないか目視で確認する
  3. 水抜き栓をすべて水抜き状態にする
  4. 水道管の止水栓を閉める
  5. 水道メーターを確認する

上記の4種類の方法を組み合わせることで水道水の水漏れ場所をある程度特定することができます。

1の音を確認する方法ですが、水抜き栓または水道管に耳を近づけるだけで「スーーー」という高い音が聞こえる場合があります。水道管音がする場合はその近くで水が出ていることが多いです。

2の目視で確認するということですが、家の周りの基礎周辺や、床下、ボイラーの陰、キッチン内部の点検口内部等を確認すると「水で濡れている」場合があります。その場合もその近くの水道管から水漏れしている場合があります。

3の水道の水抜き栓を閉めるということですが、水抜き栓には下のようなものがあります。一番目のFLハンドルですがハンドルの下「床下」に2番目のようなハンドル式の水抜き栓が設置してあります。3番目はレバー式の水抜き栓になります。

札幌市水抜き栓 FLハンドル 札幌市水抜き栓 Ⅱ型 ハンドル式 札幌市水抜き栓 レバータイプ

水道メーターの二次側にある水抜き栓をすべて水抜き状態にして、水道メーターのパイロットを確認し「水道メーターが止まる」場合は、水抜き栓よりも二次側で水道水が水漏れしています。水抜き栓本体、水道管立ち上がり管よりも二次側で水漏れしています。

水抜き栓をすべて水抜きにして、水道メーターが止まった場合は、水抜き栓を一個づつ給水状態にしてその都度「水道メーターのパイロット」を確認します。「水道メーターのパイロット」が回ったらその水抜き栓の二次側で水漏れしているということになります。

宅内の「水抜き栓をすべて水抜き」状態にしているときに、「水道メーターのパイロット」回っているときには、水道メーターから水抜き栓まで給水するための「地下埋設管」からの水漏れと思われます。地下埋設管から水漏れしている場合には、「地面から水が噴き出す」という症状がない場合、水道管からの水漏れ場所は特定できませんので、「地下埋設管、および埋設部分の全交換」という工事が必要になります。

4の止水栓を閉めるという作業は、「水抜き栓を水抜状態」にしたときに、「水道メーターのパイロット」が止まるけど「水抜き栓を給水」にするとパイロットが回るばあいに止水栓を止水することによって、止水栓の二次側か一次側のどちらで水道水が水漏れしているかを確認するためです。止水栓を止水して水抜き栓を給水状態にして「水漏れする場合」は、水抜き栓から止水栓までの中間で水道水が水漏れしています。

給水管に設置している止水栓これが止水栓です。止水栓はおおむねこんな感じのものが多いです。

「水抜き栓を給水」で「止水栓を止水」状態で「水道メーターのパイロット」が止まる場合は、「止水栓」以降での水道水の水漏れになります。壁の中の水道管が水漏れしている場合があります。

また変則的な水道水の水漏れという状態もあります。普段は水漏れしていないが、時間帯によって水漏れすることがあります。水道水の圧力は時間帯によって変化しますので、「水道水の圧力が高くなったときに水漏れする」ということがあります。

「減圧弁や安全弁の故障」「トイレ内部金具不良」「水栓金具、混合水栓の故障」などが原因で「ドレン配管」に水道水が流れるということがあります。この辺になってくると水道管の仕組みを理解していないとわからなくなってしまいますので、説明は割愛させていただきます。

「作業料金¥980~」「業界最安」などとインターネットで謳っている業者は、
作業後に高額な金額を請求されたというトラブルに巻き込まれることが多いようです。
作業料金¥980~などのネット広告は高校生のアルバイトを使っても金額的に作業が無理なのは、常識的に考えてわかるような金額ですから、冷静に考えてから依頼しましょう。

また戸別訪問してくる「訪問販売業者」も注意しましょう。「近くの家で作業しているのでどうですか?」「この近くで工事をしているのであいさつに来ました。ついでに点検どうですか?」等々こんなことを言ってくる業者は訪問販売業者と思われますので最初から話を聞かないのが一番良い対応と思われます。
「チラシの値段が安い業者」「訪問販売の業者」「近くに来たから無料で点検しています」こんな業者は基本的には頼まないほうが良いと思います。

「蛇口が水漏れしている。値段教えてください」
「トイレの水漏れです。値段教えてください。」
「水道局に水漏れを指摘された」
よく電話で料金の問い合わせ等ありますが、基本的には現場を見ないとわかりません。
お客様が安心してお電話できるように、「見積もり無料」「出張費無料」で対応しています。
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「水道代が高くなった」水漏れ修理や水道工事、ボイラー工事、トイレ交換、水栓金具交換以外も設備関係の工事のご相談はお電話ください。
札幌市内、江別市、北広島市、石狩市の方は是非ご相談ください。
(有)アール 0120478919 札幌市 石狩市 江別市 指定給水装置工事店
弊社で工事した場合は、水道局への「漏水の申請」「漏水証明」「修繕工事の届出し」等は無料で行っています。