札幌市西区福井のお客様からのお電話です。「台所の床に水があふれてくる!元栓を止めたら止まったけど直ぐに見に来てほしい」というご依頼でした。現場を確認しましが、札幌市Ⅱ型の水抜き栓ですから、水抜き栓からの水漏れを疑いました。水抜き栓のハンドルを回して水道を通水してみると、立ち上がり管から水漏れしていました。
水抜き栓の横に立ち上がっている鉄管はガス管になります。奥にある銅管の根元部分からの水漏れになります。給水管の立ち上がりは地下部分で水抜き栓と接続して床上まで立ち上がってきます。この家で使用している立ち上がり管はポリ管になります。ポリ管とYTアダプターと呼ばれる専用の継ぎ手の接続部分から水が漏れています。
お客様「その継ぎ手のパッキンだけ交換してほしい」とのこと。継ぎ手から漏れていますが、実際にはポリ管に亀裂が入っているはずですのでその旨を説明させていただきました。
ポリエチレン、プラスチックなどの製品は経年劣化で硬化します。硬くなったせいで亀裂が入ってしまうことはよくあります。YTアダプターなどのようにナットを絞めこむことで、アジャストパッキンを絞めこんで水漏れしないようにしています。アジャストすることで絞めこんでいますので、絞めた部分に亀裂が入ってしまいます。といっても、5年や10年でそのような現象は見たことがありませんが30年過ぎてくるとそういうこともあるのかと思います。
このような水漏れが起きた場合に、簡単に治す方法として、接続部分を変えるという方法があります。亀裂が入っている部分は切り取って、接続することでとりあえずは水漏れは修理できます。ですがそれをするためには、接続部分を下げるだけの長さが必要になります。また、下げて接続したとしてもポリ立ち上がり管の経年劣化は同じですから、数年(早いときは半年)で同じように水漏れすることが多いです。ですから根本的な解決としては、ポリ立ち上がり管の交換が必要になってきます。
今回は立ち上がり管の交換をすることになりましたので、ガスコンロ台を撤去して、床下点検口を作成します。
今回は大きく開けさせてもらいました。普段は450X450の点検口ですが、今回は600X600です。
奥にある銅管の下から立ち上がっている黒い管が今回水漏れしているポリ立ち上がり管です。
水漏れしていた部分になります。くびれた感じに見えるのはアジャストぱっきの抑えがついていた場所です。水漏れを防ぐためにこれだけ絞めこんでいたということです。ポリ管が新しいときは、靭性,弾性がありますから水漏れすることはありませんが、硬化すると亀裂が入ってしまいます。ポリ管の中を見ると横に白っぽく筋「亀裂」があるのが見えます。この部分から水漏れしていますので、YTアダプターのパッキンを交換しても意味がありません。
水漏れとは関係ありませんが、床下を掘ってびっくりしたのが「埋設管が浅い!」ということでした。屋外からの引き込みの管が10cm程度しか埋設してありません。お客様に凍結したことがあるか確認しましたが、凍結したことはないということなので、このまま工事をすることにしました。頻繁に水道管が凍結するようであれば、屋外からの引き込み管を掘り下げる工事が必要になります。
埋設管の中から白いボールが出てきました。もともとは水抜き栓の中にあったものですが、水流で削れて瘦せてしまったので、一次側に入ってしまったようです。こういうゴミなどが残らないように確認は必要ですから。
ポリ立ち上がり管の交換と同時に、設置から45年ほど経過している札幌市Ⅱ型水抜き栓も同時に交換しました。ついでに車に残っていたライトカバーで埋設管にも簡易ですが保温しておきました。埋設が浅くても今まで凍結したことがないというので、必要ないと思いましたが、心配なので勝手に巻いときました。
点検口の蓋を作成して終了です。
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よく電話で料金の問い合わせがありますが、基本的には現場を見ないとわかりません。
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