洗面化粧台の排水管からの水漏れ修理です。金属の排水管は一見するとプラスチック製品よりも丈夫に見えますが、湿気や洗剤等の化学薬品等にさらされることで、腐食すると大変脆くなります。当然水漏れもしやすくなりますので、古い金属の排水トラップを使用している場合は早めの交換を勧めています。
洗面台排水管にヒビが！水漏れするので排水管交換したよ 洗面台の金属製排水トラップが腐食して水漏れする原因と、交換方法について解説します。 ## **水漏れの原因** ### 1. **水分や湿気による腐食** – 金属製の排水トラップは長期間水や湿気にさらされることで、錆（さび）や腐食が進みます。 – 特に、排水管の内側は水や洗剤、汚れが溜まりやすく、腐食が加速します。 ### 2. **使用する洗剤や化学薬品** – 酸性やアルカリ性の強い洗剤や漂白剤が流されると、金属表面がダメージを受けやすくなります。 ### 3. **結露や湿気の影響** – 特に寒暖差が大きい場所では、結露が発生してトラップの外側が錆びることがあります。 ### 4. **経年劣化** – 金属製のトラップは長期間使用すると、腐食や物理的な劣化が進みます。 ### 5. **取り付け部の劣化やゆるみ** – トラップの接合部分（ナットやパッキン）が劣化することで、水漏れが起こることもあります。 — ## **新しい排水管に交換する方法** ### **必要な道具** – 新しい排水トラップ（樹脂製または金属製） – モンキーレンチやスパナ – バケツ（残り水を受けるため） – シリコングリス（接合部の密閉性を高める場合） – パッキン（新しいもの） – タオルや雑巾 — ### **交換手順** 1. **準備** – 作業前に水道の元栓を閉めてください。 – 洗面台下の収納スペースを片付け、作業スペースを確保します。 – トラップ内に残った水がこぼれる可能性があるので、バケツや雑巾を準備しておきます。 2. **古いトラップの取り外し** – 排水トラップの接続部分（ナット）をモンキーレンチで緩めます。 – 緩んだら手で回して完全に外します。 – 古いトラップ内に残っている水や汚れをバケツに排出します。 3. **接合部分の清掃** – 古いトラップを外した後、接続部（排水管の口や洗面台下の排水口）をきれいに拭き取ります。 – パッキンやシールテープの残りがあれば、すべて取り除いてください。 4. **新しいトラップの取り付け** – 新しいトラップに付属のパッキンを正しい位置に取り付けます。 – トラップを排水口に合わせて接続し、ナットを仮締めします。 – すべての接続部分がしっかりと合っていることを確認したら、レンチで軽く締めます。（締めすぎないよう注意） 5. **水漏れチェック** – 水道の元栓を開けて、水を流しながらトラップの接続部分から水漏れがないか確認します。 – 水漏れがあれば、ナットを少し締め直すか、パッキンを再確認します。 — ### **交換時のポイント** – **樹脂製トラップを検討する** 樹脂製のトラップは金属製に比べて腐食しにくく、長持ちします。 – **パッキンの交換は必須** 古いパッキンを再利用すると、密閉性が保てず再び水漏れする可能性があります。 – **シリコングリスを使用する** 接続部分にシリコングリスを塗ることで、密閉性を高め、水漏れを防止できます。 – **排水管のサイズ確認** トラップを購入する際は、既存の排水管のサイズ（直径など）に合うものを選ぶようにしてください。 — ### **注意点** – 作業に不安がある場合や、排水管が劣化している場合は、専門業者に相談することをおすすめします。 – 水漏れを放置すると、収納スペースや床が傷み、修理費用がかさむ可能性があります。 これで、安全かつスムーズに排水トラップを交換できます！
