良くうちのトイレはたくさん水が流れると言われる方がいます。実際に水の流量を調整していない場合が多いので必要以上に水が多く流れている場合があります。そもそもトイレへの水の流量調整がなぜ必要かと言いますと
トイレタンク内部でトイレ水漏れを起こした場合に、トイレタンクから水があふれるのを防ぐ。
トイレを排水するときに必要以上に水を流さない。
トイレつまりが起きた時に、必要以上に便器から排水があふれないようにする。
こんなかんじかと思います。どうやって流量調整するかというと、下の写真のようなものを止水栓と言います。ハンドルがついていなくてマイナスドライバーで回すタイプのものもあります。これを回して調整するのです。
まずは、トイレタンクのフタを外します。
次にボールタップの浮きを水の中に沈めます。すると下から出てきているサイホン管というものの上部から水が便器のほうに流れていきます。浮きを下まで沈めた状態で、サイホン管よりも1センチメートル程度上に行くくらいの水の量が適正な水の流量です。
1センチ以上超えてどんどん水位が上がる場合は、万が一タンク内部で水漏れを起こした時にトイレタンクから水があふれますのでご注意ください。
水の量が多すぎるとフロートバルブが閉まるのに時間がかかりますから、その分余計に水が出ているということになります。
トイレの水道の適正な流量について、わかりやすく説明します。
一般的なトイレの水道の適正な流量は、便器内の水を効果的に流すために必要な量です。適切な流量を保つことで、水の節約やトイレの効率的な使用が可能になります。
通常、トイレの水道の流量はリットル毎分(L/min)で表されます。一般的に、トイレの水道の適正な流量は約6〜9リットル毎分です。ただし、地域や国によって水道の基準や規制が異なる場合があるため、現地の水道公社や関連する規制機関のガイドラインを参考にすることが重要です。
適正な流量を確認する方法の一つは、トイレタンクを満タンにした状態で水を流し、その時間を計測することです。通常、トイレの水道の流量はトイレタンクが約20〜30秒で空になるような速さが望ましいとされています。もしトイレタンクが短い時間で空になる場合は、流量が多すぎる可能性があります。逆に、トイレタンクが長い時間で空になる場合は、流量が少なすぎる可能性があります。
また、一部のトイレには、流量を調節するための調整弁(フラッパーバルブやフィルバルブなど)が装備されている場合もあります。これらの調整弁を適切に調整することで、流量を適正な範囲に調整することができます。
トイレの水道の適正な流量を保つことは、水の節約につながるだけでなく、環境への負荷を軽減することにも役立ちます。適正な流量を確認し、必要に応じて調整することで、持続可能な水の使用を実現することが重要です。